さらに民間との連携も進めている。その一つが、災害時にパチンコ・パチスロホールを避難所に活用することだ。多くのパチンコホールは大きな道路沿いにあり、駐車場も広く、景品にはカップラーメンなどの食料品もある。
突然の大災害が起きた後、生き延びた人たちが暮らすことになるのが避難所だ。自宅を失った人や危険にさらされているところに住む人たちが一時的に急場をしのぐ位置づけだった避難所だが、災害が大規模になっていることにより居住が長期化することも珍し ...
災害後の避難所で、紙管に布がかかる間仕切りは、見慣れた光景となった。被災者のプライバシーを守るため、建築家の坂茂さん(67)が考案した「紙の間仕切りシステム(PPS)」だ。坂さんは昨年1月の能登半島地震直後からPPSの設置を始め、恒久 ...
英国で最も有名な連続殺人事件といえば「切り裂きジャック」だが、1975年の時点では、この猟奇的事件はもはや遠い記憶。ところがその年から英国北部のヨークシャーで類似の事件が発生し英国全土を震え上がらせた。「ヨークシャー切り裂き事件」(ヨークシャー・リッ ...
2012年に日本、韓国、バングラデシュ、インドネシア、フィリピン、スリランカが参加して発足。2014年からは日本政府が毎年1.5億~4億円を拠出しており、一種の国際援助でもある。会長はバングラデシュの医師が務める。参加国はお互いに災害対応について学び ...
1月半ば、日本の地方銀行5行が共催するビジネスコンテスト「X―Tech Innovation」に招かれた大場カルロス=本名・大場博哉さん(46)=は、西アフリカのベナンから一時帰国し、東京・丸の内のステージで、集まった起業家らに呼びかけた。「みなさん ...
地中海に面したスペイン東部バレンシア州は、太陽がさんさんと降り注ぐおだやかな気候で、オレンジの産地として知られる。その州都バレンシア市の近郊パイポルタ市。住民の記憶に残るような災害がこの50年ほとんどなかった街を、未曽有の大洪水が襲ったのは昨年10月 ...
グリーンランド西岸では、氷が生活を支配する。果てしなく広がる雪原に無数の氷の結晶がキラキラ輝く。半ば氷結した海面からそそり立つ氷山はサファイア色の輪郭を風景に刻み込む。しかし、もっと大きな課題が市長や多くの住民の心に重くのしかかってい ...
「開運!なんでも鑑定団」の仕事で30年以上、私はもう10万通に近い鑑定依頼のお便りに目を通してきた。ここでも歴史的な裏付けを勉強しているから、実際に品物を見なくても、手紙を読んだだけで、それがホンモノかニセモノかわかる。
1973年に連邦議会がワシントンDCに地方自治を認めて以来、市民は市長と議会を選ぶことができるようになった。しかし、その自治には制約が設けられている。人口はバーモント州やワイオミング州よりも多い70万人であるにもかかわらず、実質的には ...
クリスティーズやサザビーズといった現在も名の知れたオークションハウスは、18世紀にロンドンで設立された。1800年ごろのフランドル(ベルギー西部を中心とした地域)やオランダの美術品の多くがロンドンやパリに運ばれ、そこの市場で売られていたのだ。
児島功さん(44)は、清水建設で現場の施工管理に携わってきた技術者だ。2023年に社内起業の公募があり、イタリア式の避難所システム事業で応募した。登山家で、震災の被災者支援にも取り組んできた野口健さんの著書「震災が起きた後で死なないために」を読んだことがあった。同書は避難所へのテント村設置を提唱。児島さんも避難所のあり方に関心があった。
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